社長挨拶
当社のホームページを閲覧頂きましてありがとう御座います。一言御挨拶と御礼を申し上げます。
きびしい気象条件に囲まれている日本の建築では、古くから「息をする素材」を少しでも多く取り入れて、これらの悪条件に対応するような工夫が続けられてきました。瓦もまた古い歴史の中で、建物自体を永く保存するための最も重要な「息をする素材」としての役割を果たしてきたのです。
近代建築が発達するにつれて、コンクリートや鉄骨、鉄筋の堅牢観が、やもすれば日本のきびしい気象条件を軽視する傾向を生み出し、ひいては、建物を天辺で守る一番大切な瓦そのものや、瓦の納まりについて安易な考えが見受けられる昨今であります。
しかし、一方において日本古来の瓦の良さを、住宅、神社仏閣を問わずあらゆる建築に取り入れて、日本の景観に安らぎと独創性をとり戻そうとする大きな動きも最近とくに出てきている情況であります。
当社といたしましても、より高い次元の技術と感覚を身につけられるように技能後継者を養成していくことこそ我々瓦に生きる会社の使命と思い日々努力してまいります。故に今後共、山陽瓦を宜しくお願い申し上げます。