新築時 | 10年後 | 20年後 | 合計 | |
三州産 陶器瓦(釉薬瓦) | 100万円 | 点検費用 3万円 |
点検費用 3万円 |
106万円 |
セメント系 厚形瓦 | 90万円 | 塗装費用 40万円 |
塗装費用 40万円 |
170万円 |
スレート系 薄型化粧スレート | 60万円 | 塗装費用 40万円 |
葺替費用 100万円 |
200万円 |
仮設足場工事費 | 仮設足場工事費とは、作業者が屋根から転落したり材料が屋根から落下しないように、建物の周囲に単管などを組み立てて、事故を防止する為に手摺などを設置する事です。直接工事費とは別に必要な経費なので、仮設足場無しで工事しているのを見かける事がありますが、明らかに法令違反ですし、なにより転落事故で作業者が命を亡くしたらどんなに快適な家になっても気持ちのいい毎日を送る事は出来ません。 |
既存瓦撤去・処分費 | 既存瓦撤去・処分費とは、現在葺かれている屋根材を撤去し、処分する事です。撤去した瓦は産業廃棄物ですので、運搬する車両に「産業廃棄物収集運搬車」と表示する事が義務付けられています。表示が無い場合は、無許可で運搬しているか不法投棄している可能性もあるので、産業廃棄物収集運搬許可証の提示を求めた方が良いでしょう。 |
仮設トイレ設置費 | 仮設トイレ設置費とは、作業者が使用するトイレの設置工事費です。もちろん家のトイレを貸しても良いのですが、頻繁に出入されるのはあまり気分の良いものではありません。しかし、作業者も我慢する事は出来ませんし、動物のようにどこでも用を足すわけにも行きませんので、仮設トイレを設置しておいた方が良いでしょう。 |
野地板工事費 | 野地板工事費とは、屋根の仕上材(瓦など)の下に入れる屋根の下地板の事で、腐食状況によって必要となる工事費です。出来れば事前に調査しておきたいものですが、既存の屋根材を撤去してからでないと確認する事が難しい部分でもありますので、事前に対処方法について確認しておいた方が良いでしょう。また、野地板は構造材になるので、既存の野地板を撤去する場合は解体工事業の登録が必要なので、登録証の提示を求めた方が良いでしょう。 |
板金工事費 | 板金工事費とは、壁際の取合部分や屋根が谷になっている部分など、屋根材だけでは防水できない部分に施工される金属材の工事費です。材質も様々ですが、現在ではガルバリウム鋼板が主流です。 |
雨樋工事費 | 雨樋工事費とは、屋根から流れる雨水が軒先から直接地面に落ちないように、雨水を一箇所に集めるために軒先に設けられた部材の工事費で、劣化状況によって必要となる工事費です。出来れば事前に調査しておきたいものですが、屋根材を施工してからでないと有効性を確認する事が難しい場合もありますので、事前に対処方法について確認しておいた方が良いでしょう。 |
屋根養生費 | 屋根養生費とは、既存瓦を撤去してから新しい屋根材を施工するまでの工事期間中に、悪天候で室内に雨が漏らないようにシートなどで養生する費用です。屋根材の下には、下葺材を二次防水として施工しますが、新しい屋根材を施工するまでの間は下葺材だけで防水する事になるので、完全には漏水を防ぐ事が出来ません。下葺材自体を防水性の高い高価な物で施工する事も考えられますが、屋根の防水は一次防水が屋根材(瓦など)、二次防水が下葺材というのが基本なので、新しい屋根材を施工するまでの間はシートなどで養生する必要があります。 |
新瓦工事費 | 新瓦工事費とは、文字通り新しく施工する屋根材の工事費です。一般的には、軒・妻・棟などに使用する役物瓦を表示していますが、専門用語で表現されている事が多く理解しにくいので、納得いく説明を求めるか、施工例の提出を求めた方が良いでしょう。 |